零崎双識の人間試験

(↓以下ネタバレ感想)















双識死んだッー!結局お前なんだったんだ?格好良さげだったのは
台詞だけかよ。どうにも赤い人(偽)が出てきてから以降の彼は
ショボくていけません。その反面、少年漫画並に強さのインフレ
起こしてそうな人識君でしたが、あのラストはやっぱり「失格」の
文字から察するに赤い人に殺されたってことでしょうかね?
生きてる可能性もあるけど、赤い人が失敗をするという事はあの
小説の格付け的に有り得なさそうだし。だとすると、凄い蛇足ですね。
クビシメロマンチスト」で伏線気味に投げ出された終わらせなくても
良い事までキッチリ終わらせてしまったような感じ。赤い人(偽)が
木を殴り倒してるのを一つのヒントに双識は偽者と気付いたというような
場面があった気がしますが、電車を脱線させて、扉をぶっ飛ばすという本物
なら、木を殴り倒すくらいなんなくやってのけそうな気がするのだが。
なんか赤い人が悪い意味で暴走してるような気がしてならねぇ。
明らかにやりすぎだし出すぎだと思います。という訳で最後はイマイチ
というか、この人間試験自体微妙でした。夢中で読んだんだけどね。
カップ焼きそばみたいな小説だった。食べてるときはウマウマとガツガツ
喰うけど、喰い終わると、後味が悪いみたいな。うーん喩え微妙。
つまんねーの?って言われるとけしてそうじゃないんだけど、ねぇ。


加筆されて、書籍で売り出されるらしいので、またラストの続きが
描かれてるかもしれませんね。