あずみ

オモシロ チャンバラ ナンチャッテ 時代劇。
映画行こー。と母と妹に誘われて行きました。
妹は成宮君なる人物が格好良いから見たいとかで、
俺は「VERSUS」の北村龍平監督っつー事で興味を持ち。


話の流れはスムーズだし、展開も速いです。
キャラクターの、特にあずみの心情はさっぱりついていけなかった
ので、感情移入度は低めでしたが、そんなストーリーはさておき。
肝心の殺陣が、格好良かったし、迫力ありました。銃火器
ないのと、原作付きっていう制約の所為か、「VERSUS」の時
ほどはじけまくってるって事はなかったですが、
ワイヤーアクション有り、ギミック刀あるし。なかなか素敵でした。


時代劇風ではあるけど、あずみは茶髪w 爆発も派手。
喋り言葉なんぞモロ現代風しかも台詞的な喋りでもねぇ。なにより、
妹の言っていた成宮君なる人物なんぞ、首にストール巻いてて、茶髪で
ソフトモヒカンなので、もはや後ろにとってつけたかのようなちょんまげ
すら、エクステンションにしか見えない始末。すげーアバウトで、笑えます。
狙ってこういう現代風にしてるんだろうけど。ちなみにかなり美形でした。>成宮


しかしこの映画、悪役のキャラがアホで素敵すぎ。
北斗の拳や、三池監督の映画に出てきそうな悪役三兄弟や、
かっけー火縄銃持ってる侍さんや、叫び声が犬の泣き声の飛猿なんぞ
がオモシロくて、笑えます。そしてなんといってもラスボスでもある
最上美女丸のハッチャケっぷりがもう堪らん。
白い装束に長髪で、薔薇を持つ美形。ただしキチガイ
もう、テンション高いのなんの。死に至るまで物語盛り上げてくれます。
全然気づかなかったけど、実はこれが今をときめく俳優オダギリジョーであり、
こんなハイテンションなキチガイ役も演るのかよ!!と素で驚きました。
最初まったく気づかなくて、あとで、あれ?あのホクロどっかでみたような?
でも、まさかなぁ……と思ったんですが、ねぇ。これだけでも見る価値ありますw

まぁ色々突っ込みたいところもあるけど、面白い映画でした。