「ef the later tale」終了。


全部を終えてから改めて新海誠のOPを2つとも観ると泣ける。
過剰気味な演出だろ?と思っていたことに意味が伴ってくるので、
涙腺ガンガン刺激してきやがる。つーかOPの時点で伏線ばんばん
貼ってあったんだなぁってのが驚愕。
さまざまな物を越えて受け継がれていく思いや言葉によって
紡がれていく物語。人と人との繋がりが循環していき一つの結末に辿り着く。
メッセージ性の強い作品で、なんか心に残る話だった。
やってること自体は割りとベタなんだけど、
非常に丁寧に繊細に作りこまれてるなぁと感じる。
登場人物達の悩みながら傷つきながらもとった行為や、言葉が
巡り巡っていき、各章に密接にリンクしあって、あの時のこれが
こう生きるのか!という面白さがあった。
一番の仕掛けであろう作中に感じられた違和感が解けた瞬間の爽快さも
なかなかのものです。 いやーよかったですef。


ゲームを終えてみると改めてアニメの構成がすげぇ良いなぁと感じる。
どういう風に調理してくるか期待だな!



■■以下ネタバレ■■

first taleのOPデモ。ゲーム終了後だと、
異常に綺麗過剰すぎる背景と風景の書き込みなのでおいおいこんな場所日本じゃねぇよ!www
っていう感じなんだけど、やりすぎ風景の代名詞的な存在の新海誠なので、またいつものアレかと
流してたんだけど、狙ったのかそうでないのか、それ自体がミスリーディングになってるよね。
まさか本当に日本でないとはw 震災の影響で壊滅的な被害にあった街を欧州風に一新した
ってのが劇中の初期の段階であかされていたので納得はしてたんだけど、二つあったとはねぇ。
劇中で主人公達が会わなかったり、同じ街に住んでるはずなのに立ち絵で登場しなかったりとか、
ミズキの冒頭の台詞やら、引越し進学初めての町とかのキーワードでかなりの違和感を
覚えたので、何らかの仕掛け・アナザーワールドとか、別の町は想像したけど、
ここまで大掛かりな仕掛けとは思いませんでした。
OP観てると、日本だと紙飛行機が右から左に飛んでるのに、オー ス トラ リアだと、
左から右に飛んでるんだよね。空からの階段も左巻きになってるし。
悠久の空のサビのシーンで紙飛行機を見つけた夕が、走り出してあの屋上で彼女を見つけるシーン
で、空がグルリと反転して地球と宇宙が逆になったように錯覚させられるシーンも
もしかすると、北半球と南半球、反対の位置にいる2人を表していたのかな?
歌詞も思いっきりリンクしててあそこのシーンは毎度鳥肌が立ちます。