涼宮ハルヒの憂鬱」読了。
一時期、賞賛の声で埋め尽くされた後、批判されまくってもう一度
持ち上げられてという盛り上がりがあったけど、それに乗り切れなかった
のでそのままスルーしてたんですが、ぬかった。失敗だ。
たためるかどうか定かではない風呂敷は重要ではない。
設定がどうだとか、そういうレベルの問題は瑣末にすぎない。
キャラだ。キャラ萌えだ。
主人公が、明らかに好意を持っている隙だらけの清楚型ロリ巨乳の先輩と
イチャついてる(ように見える)姿を目撃して嫉妬するツンデレ属性の美少女。
安田大サーカスが出てくるくらいの展開だけど、そこが良い。
背中に胸が押し当てられたり、潤んだ瞳で見つめられたり、制服の裾を手で
ひっぱったりする甘酸っぱさが良い。錬度の低い萌えにはよっぽど耐性が
ついてきたけど「ツンデレ」には未だノーガードで打たれっぱなしの状態。
ある程度慣れてこないと、その手の作品が量産された日には搾取されっぱなし
になりかねないのですが。


続けて、「退屈」「溜息」「消失」読了。
キョンの台詞が「」内にあるのと、無いのってなんか
意味あるのかな?実は同好会を発足するにいる五人の
うちに文芸部の長門は入っておらず、「」付きで喋ってる
キョンの他にもう1人いるというネタだったりするのか?ありえんか。
三年前の七夕の話がこの物語の軸になってるようで。
青い巨人がうんぬんより、時間軸が混乱するような話の方が
好みなので良き事かと。女子三人に対する接し方は違うものの、
全員、主人公にとって欠かせないポジションにいるというのは良いね。公平で。