就職活動してねーなー日記

自分のアンテナに登録しているサイトを増やしたり、減らしたり
してるんだけど、他の人のアンテナの登録数200以上のとかを見ると、
これ全部チェックしてるのか? と言う疑問が沸く。一日に三回以上、
アンテナを見ては青い文字列を発見、クリック、黒文字に変えないと
落ち着かない自分としては、一日で補足しきれない量のURL数だと
頭がおかしくなるか、一日中やることもしないで延々とネット巡回
してしまいそうなので恐ろしくて真似出来ない。(今も延々とネット巡回
はしているが)ただ、数が中途半端なので(現在55個)なんか定まった
数字に固定したいなぁとは思う。108個(煩悩)とか、77個とか。


山本弘「神は沈黙せず」☆☆☆☆★
超面白かった。大作です。帯を見ると
UFOも怪奇現象も超能力も、すべて「神」からのメッセージだった!

などと胡散臭い事書いてあるし、タイトルもやや胡散臭い。
作者はUFOや超能力とかの超常現象についてトンデモな
内容の物についてウォッチングし、愛ある突っ込みを入れている著書を
幾つも書いてる人なので、この本もそういった研究の焼き直しかなー?
としか思ってなかったんだけど、実際に読んでみると、トンデモ本
書いていたような内容をベースにして、展開するスリリングな物語に興奮し、
大胆な考察に唸りながら、一昼夜読みふけってしまいました。


この小説の良い所は沢山あるけれど、小説の色々なジャンルの面白さが
一遍に楽しめるところが気に入ってます。近未来の日本をシュミレート
したSF的要素、驚きの仮説を打ち立てた後にさらに引っくり返し、
後に読み返すと意味が判るというミステリ的要素、怪奇現象に留まらず、
宗教、戦争、コンピューター技術、進化、宇宙、在日問題という様々な
テーマを扱い、解析と考察を述べるノンフィクション的要素、奇怪な現象が
起き、群集が、それに巻き込まれていくホラー・パニック的要素。
これらテーマが目まぐるしく記述されながらも一つの結末に向かっていく
というのが素晴らしい。


文章が上手く、ストーリテラーとしても一流らしく、
最初っから最後までまったく飽きずに約500ページを読めてしまいました。
という訳で、ベタ褒めで感想書きました。読了したばっかりって
いう事を差し引いても、良い本だと思います。これから感想サイト等を
色々漁ってみようかなぁ。