梶尾真治「クロノス・ジョウンターの伝説」

しもた!文庫版なら四つも話があるのに、図書館で古いの借りたから
二つしか話入ってない!結構面白かったです。梶尾氏の本を読んだのは
「おもいでエマノン」と「かりそめエマノン」だけですが、(エマノン
30数億年も前の生命の記憶を持ち、母(エマノン)から娘(エマノン)へと
記憶を受け継ぎ続ける少女の話)この話も「時」をモチーフにした話で
クロノス・ジョウンターはタイムマシーンです。ですが自由自在に使える
という訳ではなく様々な制約があるのでそれがなかなか面白い。
内容的には「時を懸ける純愛」ともいうべき直球なテーマなので、変化球好き
な自分としては若干物足りなくもありましたが、二作とも切なくて良い話だと
思いました。