バガタウェイ 2 (コミックブレイド)

バガタウェイ 2 (コミックブレイド)

女子ラクロスの漫画。ルールもよくわからないスポーツなので新鮮。
絵も可愛いし、キャラクターも立ってる。チーム12人もいるのに、
それぞれに特色が出ていて、影に隠れてしまわないのが凄い。
試合の中でもそういうところが出ていて、特に2巻の最後で
ゴールを決めるまでの展開、攻撃の切欠を作る、相手チームのパスカットしたのは、
自身の無さがコンプレックスの地味子、速攻をかけるのは体力バカ、
双子二人がかく乱して、チームのエースであるキャプテンへのパスは、
キャプテンがスルー。才気溢れる主人公が決めるかと思いきや、またもパス。
繋がったボールを決めるのは、アタッカーの助っ人少女。


スポーツの漫画の中で、こういう一番目立つ場面は、エースと言われる
キャプテンが決めて「スゲーぜキャプテン!」となるか、
未知の可能性を秘めたルーキーの主人公が決めるのが初戦でのセオリーですら
あると思えるのに、そこでまさかのパスですよ。いやー驚いた。
実はこれ、ちゃんと皆がそれぞれのポジションの役割を忠実に果たしているですよね。
キャプテンはセンターとして、攻守の流れを作る中核のポジション、
主人公は後方で攻撃のリズムを作り出すポジション、
最後にシュート決めた子のポジションは敵ゴールに最も近いポイントゲッター。


無論、ポジションに関係なく点数を狙ったり、多種多様な展開はありうると
思うけど、最初の試合がラクロスというスポーツの特色を判りやすく現しているのかな?
と思いました。まぁラクロスよくしらんから勘違いかもしれませんがね。


面白い漫画だったので続きが楽しみです。
アニメ化とかしたら画面が映えそう。