俺達に翼はない
主人公4人いるらしい。第一章の主人公は羽田君。
羽田君は、高校3年生のクラスでも影の薄い繊細そうで大人しい
感じの少年なんだが、実はそれは仮初めの姿で、
グレタガルドの先代国王が集めた次期王候補“万色の四枚羽根”の一人、
聖騎士ホークの転生体なのだッ!マジやべぇよ羽田!
いつ消えてもおかしくない仮初めの世界には馴染めない羽田君は、
家にも学校にもどこにも馴染めず、唯一の友達である、森里君には
ジュースを買ってきてと頼まれたりするぞ!お金は勿論立て替えといてだ。


クラスメイトの喋り方や会話がいわゆるリア充な若者達の会話を
リアルにやろうとしてるようで、もう観てるだけで顔に変な笑いが
浮かんでくる。ひー、痛い痛い痛い。女子はキモいとかいうの控えませんか?
男子はマジマジマジうるせーんだよ! 読むたびに毒地帯を歩くかのように
HPが減っていきますが、会話に留まらず、クラスに存在する格差や、
壁の存在や、生徒達の一挙一動の雰囲気が、非常にリアルに感じるんだ。
自分の中学時代の3年生のときとか、高校時代の2〜3年の時とかを
思い出させてくれて動悸が激しくなります。


超 楽 し い。


なんかテキストが面白いからどういう話になるのかわからんのだけど、
退屈は全然しないんだよな。こっからどうなるか楽しみだ。


羽田君が悪い意味でオタの特性がまるっきり出ていて、
(好きな趣味の話になると超饒舌、優柔不断、意思がはっきりしない、
どもる、現実逃避、人としっかり目を見て話せない、会話能力が低く会話が繋がらない、
空気が読めないetc、etc)
あるあると共感するたびに心が痛くなるんだけど、こいつが人間的に成長することなく
ヒロインとくっつくなんてことが起こりえる事が最大のファンタジーじゃね?
と心配して公式HPみたら、イケメンだったので、俺の敵になりました。


そんな数ある特性、伝家の宝刀「※ただしイケメンに限るで全て帳消しジャネェカヨォォォォォ!