佐藤賢一「王妃の離婚」読了 ☆☆☆☆

かつては天才と称された男がしがない中年弁護士になり、
職業的倫理観による憤慨と、自らの復讐のために立ち上がり逆転弁護を開始する。


面白い。不利な立場の被告人に複雑な思いを持ったまま、それでも立ち上がるまでの
心情の変化それ以降の弁舌による大反撃が実に爽快で満足できる面白さです。
ライバル的な検事がいればもっと盛り上がったかなーとも思いますが。