小川一水「第六大陸2」

へたれ本読みなので、難しい科学単語やSF描写を読んだり想像したり
するのが大の苦手でございます。それで損をしてる事もしばしば。
そんな訳で第六大陸も、今何が起きてるのか?とついていけなく
なることがあって乗り切れない部分もありました。
が、それは瑣末な事。わくわくする未来を充分堪能させてもらいました。
月に国家機関ではなく、民間企業が建物を建てる。そんなドラマに向かって
四苦八苦しながらも実現させていく過程が面白すぎます。国際法律や
世論、資金問題などの困難をやぶり、じっくりと建築が進んで行く。良いねぇ。
もしかしたら実現するかもしれないなぁという感じがあって、壮大なSF!
という話ではないけど逆にそこがいいというか。
ロシア、中国、アメリカ、日本等の国々が協力をして、月を目指すというのが
まさに第六大陸という言葉に相応しい。ラストはちょっと意外だったけど、
幸福感と爽快感と無限の広がりを感じる最高の終わり方のような気がします。


……なんか、何がいいたいのかようわからん文章に。感想書くの難しい。
一言でいうと、スゲェ面白いってことで。