My merry maybe 感想最終回(ネタバレ)

まだ自分の中でこのゲームを消化しきれていないし、
完璧に理解したわけでもありません。訳がわかんない事もあるし、
未だに謎な部分もあります。テーマが広すぎて全体がぼやけて
しまっている印象もあるし、mayの謎が完全に解消されると思ったら
maybeすらも次回作への布石になっていている部分があり、その
半端な所がエンディングの爽快感を若干損ねてる気がします。
だけど、そういう部分を置いておいてただこのゲームは面白かったと言いたい。
テーマに考えさせられ、生き様に心打たれ、ストーリーに興奮し、感動しました。
どれだけ言葉を重ねても足りないし、言葉少なく語ることもできないっぽいので
素晴らしい作品をありがとう。とだけ。書きます。


後はダラダラと感想を。台詞、場面、キャラクタ、音楽、テーマ性、
謎等の良質な部分が詰まりまくってるゲームですが、作品が長すぎて、
また各ルートに分散させられすぎてて、どうも散漫な印象はあります。
というか頭が悪いので、面白い展開にのめりこんでいる内に序盤、中盤、
もしくは他のヒロインのルートであった「製作者の伝えたい事」みたい
なのを忘却してしまうんですよ。怒涛の???ルートのラストも、
真相が目まぐるしく移り変わるから、えっと、つまりどういうことだ?
と混乱してしまい何時の間にかエンディング。だからとにかく凄い!
とは思うんですが、じゃあどう凄いんだ? これってどういうゲーム?
とか聞かれると絶対俺には説明できません。自分の中で漠然としすぎてて。
2回目をプレーしたいんだけど、長すぎるのがネックだよなぁ。
イカルートの感想を少々。上記にしるしたとおり、真実の行方に
ついていけなくなりそうなことしばしば。ライカ良すぎだろ!つーか
お姉ちゃんの3乗並に分裂してくれませんか。と本気で思ってました。
ですが、ライカ=レゥだとは思いもよりませんでした。ライカは表層意識
ではあるのだけど、みさおエンドの後の傷心しつつも成長したレゥそのもの
なんですよね?(違うのか?)そんな彼女を見守る恭介。泣けます……。
余談ですが、声優の上手い、下手って今まで全然わかんなかったんですが
(特に女性)このレゥの声の人の演技力は本気で凄いと思った。
このゲームに無くてはならないファクターです。大志の大樹での
「ライカ」から「レゥ」の声に変わって行くところなんかは衝撃ほどばしります。
43年間に渡る、「レゥ」と「恭介」の物語。
成長し、罪から開放されたレゥ。彼女の「人」としての生に幸あらんことを。