沖方丁「ストーム・ブリング・ワールド」①②読了。

ゲーム「カルドセプト」を元にした小説。やったことないけど
楽しめました。笑わなくなった少年と、涙を封じた少女の話です。
ゲームにあるのであろう設定と、作者の作ったであろう世界観が
どれくらいの割合なのかはわからないけど良い感じに混ざりあってて
引き込まれました。ゲームをやりたいと思わせたらもう勝ちですね。
主人公とヒロインが良いキャラで、ボケとツッコミのテンポの良さが
爽快。悪役はちょっとキャラ弱かったかな?とは思ったけど、総じて
キャラクターが立ってます。王道路線なのでベタな所もあるけど、
そのせいか、かなり読みやすいです。軽すぎず重すぎずのバランス。
面白い小説は、後半、終盤から面白くなるもののと、最初から面白い
ものとがありますが、この本は後者でした。あんまり面白かったもんで
速効で本屋に行って2巻も買いました。いやもうなんかヒロインがすげぇ好き。
ぼんやりとして浮世離れしたような印象の主人公と、
勝ち気でリーダータイプなヒロイン、そのやりとりと来た日にゃもう
悶えるしかないだろ!? 既存のラノベでいうとフルメタルパニック
あの関係に似てるかな。いや、あんまり似てないかも? うーん。
まぁ、心なしあんな感じです。とにかく、魂が震えた!って程ではなかったけど
新刊が出たらその日に買いに行きたいほどハマりました。