アイスバケツリレーとかいうのが流行ってるらしいですね。
勿論セレブや有名人の間でのものなので、我ら一般庶民には
まったく関係のないものです。ALSという病気の認知度向上の為に
行われた企画で、指名された者が100ドルを寄付するか、
あるいは氷水かぶり、その姿をSNS等で公開するかを選択できる仕組み。


流行ってる、メディアで話題になっているという時点で、
ALSという病気の認知度向上という目標は達成していると
思うんだけど、ぶっちゃけ気持ち悪いなと思いました。
ALSという病気と氷水かぶる行為に関連性が皆無だし、
金額を指定しているところも嫌らしい。有名人からしてみれば
拒否ったり無視したりすれば器の小さい人物と晒され、
悪人の如く扱われるので、お金払うか、氷水を被らざるを得ない。
断る人間もいますけど、なんかそれっぽい名目を立てないといけない。
これに限らず、こういった善意というお題目を盾にすれば何をしても
許されるというような風潮はほんと嫌いである。たちが悪い。


同調圧力でもある。みんながやってるのにやらないとノリが悪い。みたいな。
空気読めよーってやつ。


こんなんやってることチェーンメールと変わらんもんな。
チェンメだったら無視しましょうってことを、「善意」って
言葉が介入すれば、本来寄付するもしないも自由な行為が
強制力を持ち始める。


他にも、Twitterとかなんやらで、有名人の「良い話」を誰かが捏造する。
特に裏もとらないでみんな鵜呑みにして拡散させる。
「嘘かもしれないけど良い話だからリツイートします!」
当の本人がデマだからといっても続く。
ネットで有名な、あの美談の真偽 まとめ 【カンニング竹山 ビートたけし 志村けん 江頭2:50】決着 - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2136901460246545501


震災の時の有名人の寄付の件もよくよく考えると気持ち悪い。
誰も彼もが寄付しなければ人ではない扱いだったし、寄付した額で評価されてたし、
寄付しなければ批判すごかった。当時は熱に浮かされてたけど、これだって本来、
自身の内なる善意からの動きで、寄付しようがしまいが批判される謂れなんてまったく
ないんだよね。寄付した人は凄い。それだけで良いのに、それに比べて寄付しないあいつは、、、
ってなるもんじゃないんだよね。だってボランティアでしょ?? 
善意という気持ちから発する発言や行いでも他人が迷惑だと思えばそれは迷惑行為。
だと思うんだけどな。


それが普通であろうが、常識であろうが、それはあくまで「自分の中では」
ってことだから、他人に強制するもんじゃないし、煽ったり批判したり、
ましてやそれを拒否られても怒るようなことじゃないと思うんだけどな本来は。