入社式1時間くらいで終わった。
明日から仕事かー。


闇金ウシジマくん」(1)
前者は、闇金の社長が主人公の漫画で、闇金を借りなければならない
状況に陥ってしまった人達が闇金にどっぷり漬かってしまって、
人生が崩壊していく様を淡々と書くという身が竦む話です。
パチンコ中毒症の主婦だとか、見栄に囚われてたOL等の話もキツいけど、
自分は特別なんだ!という自意識だけで何の努力もしない男が、どんどん
駄目になっていく話は自分にもある弱さだよなぁと思えるのでガクブルもの。
布団の下に潜り込んで催促者に脅えながら震えている彼の顔がやたらと
記憶に焼きついてしまった。こうならないように頑張ろう……。


ルサンチマン」(1,2,3)
30歳、素人童貞のキモメンの主人公の漫画。
オンラインゲームが進化しまくって五感すらも感じられるようになった。
そんな近未来が舞台で、現実世界に希望を持てないキモメン達が、
仮想世界に飛び立つ話。仮想世界では自分の容姿を自由に設定できて、
ゲーム屋で買ってきた女の子のソフトをPCにインストールすれば、
その子とイチャイチャできるのだ。AIの作られた人格を持った彼女らと
恋愛できるという。ソフトを追加すればセックスもできる。(50万円くらいするけど)
主人公は完全に仮想現実の世界に逝ってしまうわけではないんだけど(三巻現在)
現実世界での駄目な自分に凹んでは仮想世界で癒されて色んな事に葛藤する。
結局、仮想世界でも安いとはいえ金が要るし、この世界を作った会社
みたいな存在に搾取されてる訳で、仮想世界に長くいるためには結局、現実世界で
仕事して金を貯めないと駄目。そんでもって仮想世界に没頭しているバーチャル手袋
をつけて、サングラスのようなものをつけた姿でドタバタ動き回りながら独り言を
つぶやいてる姿は滑稽を通り越して薄ら寒いものすら感じる。
幸いな事に発展途上の現在のオンラインゲームにはハマッて現実での生活を疎かに
してしまうような事は無いと断言できるけど、いつか「ルサンチマン」の世界が
実現してしまう可能性もなきしもあらず。そんときは、薄ら寒い世界だと思いながらも
その世界に身を投じて中毒者の気持ちが確実にわかっちゃうんだろうなぁと確信してる。


この2つを一緒に読むのは疲れるな……。