何故俺は四年生になってから授業をフルで申請して
毎日の学校に通ってますか。今までやらなかった予習なんぞ
やってますか。そして卒論を進行させようとしてますか。
(答え:某活動をしたくないため。前向きな現実逃避)


卒論。四月に入って最初のゼミの日に就活の進捗具合やらの報告。
みんな結構頑張ってます。(当たり前)内定者はいませんでしたが
最終面接受けて結果待ちという人間が半分を占めていました。
で、俺と、よくつるむメンバーときたら、まったく活動してません。
これが類は友を呼ぶという奴なのか!
その後、卒論に関する話を少々。なんか前期は四回しか集合しないそうで、
非常に負担が少ない。楽なゼミで本当によかった。
大体、三年の最後のゼミの日に卒論に関連した事を調べて
10枚のレポートにして提出しろという課題があったにも関わらず、
誰一人としてやってきていないという時点でアレな感じだし、
こんな事は前代未聞だと言いつつも、「じゃあもういいわ」
とあっさり課題を止めてしまう教授もどんなんだよ。
この教授にしてこのゼミ生だよなぁとしみじみ思いました。
一応考えてきたテーマを相談すると、とあっさりOKが出た。
おかしい。もっと、こんなテーマでは駄目だ!とか激しく叱られ
延々とディスカッションと駄目出しの結果ようやく決定する
というのが卒論のイメージだったんだが。


読んだものメモ
マルドゥック・スクランブル 燃焼」☆☆☆☆
一巻がピンとこなかったんでしばらく放置してたんだけど
面白くて一気に読んでしまった。最近このパターン多いな。
言い回しがいちいち格好よすぎて参る。なんでこういう文章を
考えることができるかなー。


氷菓」☆☆☆☆
「きっと十年後、この毎日のことを惜しまない」
海外旅行している主人公の姉ちゃんの手紙に書かれていた台詞
ですが、これ読んで「わー格好いいけどやや凹みー」と思っていたら
作中の人物達も、その台詞に喚起して自分自身の在り方について
考え込んだり「憂鬱なセンテンスね」と呟いたりと結構気にしていたので
なんか不思議な気分になりました。その辺りのひっかかる感覚を読者と
キャラクターが共有する辺りがこの小説の最大の特徴かなぁと思ったり。

作中人物が、人生哲学を持ち、難しい語彙を駆使する様を見ると、
こんな高校生いねぇよ!と、奈須きのことか、恩田陸の描く高校生に
ありえなさを感じながらもうらやましいような焦るような気持ちを抱く
感じに似た印象を持ちました。人生の早い段階で大事なものを見つけ
信念を持ってるものに憧れを感じてしまうのは俺だけでしょうか。