FateHFの2部観た。もうプレーしたの何年前だよってレベルだからいい感じに忘却していて楽しい。本当クオリティーめっちゃ高い。くうくうおなかがなりましたを映像で見る機会があるのは感慨深い。最終章は来年春になっちゃうのでだいぶ先だけど遂にあのセリフが聞ける。楽しみだ。あとみんな大好きゼルレッチの名前も出てたね。慎二への心理的追い込み半端ねぇなって思ったのが図書館でのシーンで分厚い本を士郎が魔術で硬化させていたところ。どんだけ必死に藻掻いても魔術の才能が無いのがコンプレックスの慎二に、複雑なコンプレックスと友情とか諸々の感情が渦巻いている士郎が持っているところ見せつけられるシーン。(謎小瓶で光らねぇよ!!って言ってるところで桜があっさり光らせてさらに追い打ちだドン!)アニメオリジナルだけど凄い良いオリジナルだなって思った。「処女じゃないんですよ」のシーンは多分PC版準拠だと思うんだけど結構唐突感あったなw 今の時勢とあの当時の処女にあらずんばヒロインに非ずのオタク心理とでは若干時代感じる部分。エミヤの遠坂凛の髪を愛おしいそうに撫でる仕草とか、イリヤに対する優しい扱い方とか、衛宮士郎感多めで良かった。バーサーカーVSセイバーオルタのシーンもどちゃくそ格好良かった。聖杯接続で魔力ドバドバなので通常攻撃がエクスカリバーという糞チート。これでもかっていうぐらい対城兵器って感じであそこだけドラゴンボールだった。Aimerの主題歌「I Beg You」めっちゃ歌詞が桜だったし、ジャケットが「くうくう~」のところなの理解ってる感強い。マルチEDだけど結局のところ(どのキャラもそうだけど)過去は変わらないの辛いよね。タイミングと状況が変われば関係性も展開もここまで変わるというのが面白い。Stay nightとなにもかも反転していく世界。Fateのメインの物語は、ある意味セイバールートと凛ルートでほぼ終わっていて(謎が多く残ったままのセイバールートをノーマルEND、ある程度世界の謎も解けて大団円で終わるグッドエンドの凛ルートときて、最後に残った、この2編で影の薄かった桜で何を描くのか?というところで、お前らが観てきたものは世界の半分でしかないんだよとばかりに目が向いていなかったどす黒い暗黒をぶつけられる一番後味の悪い真実編という嫌らしい設計。当時も賛否両論だったのを覚えてる。俺もやった当初どっちかっていうと否派だったなぁと思い出す。徐々にあれも良かったなって思えるようになったけど。月姫もそうだったけど、アルクェイド&シェル先輩の両輪のルートがどっちかっていうと表の看板で、実際は遠野家ルートが物語の本質というように、過去も全ては同じなんだけど目につく華やかな部分の影に潜んでる部分にこそ本質があって、それを知ってしまったらもう無視はできない。知らなければよかった事実を知りそこからキャラクター達はどう生きるか。というような展開。多分奈須きのこの作家性なのでは。なんで正直FGOも似た構成の予感するんですよね。第一部がステイナイト&UBW編、第二部がHF編のような存在なのではないかという。エゲツない展開になりそう。