2011年09月09日のツイート

シュタインズ・ゲート23話までのネタバレ感想を書きます。注意してください。




ここから

結論から言うと最高の出来でした。最高すぎました。録画したテレビや、
ニコ動で何度も何度も繰り返し見ましたが、いまだに興奮冷めやりません。
素晴らしすぎる出来栄えです。


22話の特殊EDからの衝撃的な引きからのスタート。数多の世界線を孤独に旅して、
幾つもの思いと最愛の人までも犠牲にしてようやくたどり着いた世界線で、
悲しみながらも生きていこうと思っていた矢先に世界大戦を防ぐためうんぬん
言われてもふさげろとしか言えないオカリンの気持ちは痛いほどにわかります。


だ が し か し !


未来から来た鈴羽が告げる言葉。


防ぐためにはクリスを救う必要がある。
そしてシュタインズ・ゲートを目指せ


終盤においては熱い思いが込められつつも基本的にはオカリンの厨二用語に過ぎなかった
シュタインズゲートという言葉が何故ここで? そしてクリスを救う……だとぉ!?
という視聴者の気持ちとオカリンの気持ちがシンクロした瞬間に、一瞬の空白。そして
OP!! このOPの入りのタイミング!! ここでもう痺れました。
そして始まったOPは、歌詞が2番!変えてきやがったぁぁぁぁぁ!!!熱い!熱くて死ぬぜ!
XBOXの初代シュタゲのOPであり、本編において重要なシーンで使われた『スカイクラッドの観測者』が
もしかしたら来るかなぁと思っていたので、やや残念だなと思いつつも激アツ展開に大興奮。
そして大サビ。


幾つもの輝ける日々 仲間との約束
無かった事には してはいけない その為に時を欺く
残された仕掛けに もう迷いは無い 孤独の観測者


うわあああああああああああああああああああああああ!!。゚(゚´Д`゚)゚。
そんなんもう泣くしかないじゃないですかぁぁぁぁぁ!!!!
クリスが交差して映るあのシーンに挟み込まれる仲間たちの映像。
卑怯すぎるだろJK……。 歌詞が完全に15年後オカリンのムービーメールに掛かっているので、
鳥肌ぶわってなるだろ……。どこまで俺を熱くさせる気だスタッフ!!


OP後未来の話を聴いて、事情はわからないものの後押しをするダルとまゆり。
もうね、まゆりの


「でも、その人が、クリスさんって人がオカリンにとって大切な人なら……」


この言葉の後の一瞬の沈黙と、潤んだ瞳がまゆしぃのオカリンに対しての思いが溢れまくっていて
切なすぎる……。勘が鋭い子だから、誰よりもオカリンのことを見てきた子だからこそ、
オカリンにとってクリスがかけがえのない存在だって事を察しちゃうんですよね……。
書きながら泣けてきた……。この辺りの事はドラマCD見ると余計にまゆしぃに対する感情が爆発しそうになるよ……。


過去に戻ってからは一話の伏線回収。「始まりと終わりのプロローグ」タイトルがまんまなんだよなw
この辺りの全ての伏線を綺麗に回収する辺りはゾワッとするよね。
そして出逢うクリス。まだ知りあっていないクリス。この世界ではまだクリスは生きている!
あまり涙を見せないオカリンが目に涙を浮かべる!「俺は、お前を……」どれだけクリスがオカリンにとって愛する人
なのかこれだけで伝わってくる。ここが1話冒頭の「15分前に何かいいかけませんでしたか?」につながるわけだけど、
客観的に見たらただの変質者なのに、見つめるオカリンの顔があまりにも切なそうだったから気になったんですよね。


そんでもって、クリス死亡のタイミング。中鉢博士はどうしようもないクズだけど、
そうなってしまった理由も一応あるんです。やったことは絶対に許せないけど。
クリスを刺してしまったのはオカリンだった。。。この時間系列ではそれが事実。そして、まゆしぃの時同様に、
恐らく、オカリンが刺さなくてもなんらかの理由で世界線に縛られたクリスは死んでしまう。


最愛の人を救いたかった人を自らの手で殺してしまった事と、世界線に定められた事象ゆえに救えないということを
いやというほど味わってきたオカリンの心が完全に折れる。


そこで炸裂するまゆりのビンタ! このシーン! まっちょしいの事はひとまず置いておくとしてw、
このシーン。オカリンが再び立ち上がる為の重要なシーン。このシーンに込められた万感の思いを是非ドラマCDで聴いて欲しい。
もうね、泣く、泣くしかない……何度も、何度も泣かせやがってぇぇぇぇ……
そうだよ、まゆりを救う為に岡部は諦めなかった、それは幼い頃もそうだし、α世界線でもそうだった筈!


そして、そして、そして!! このゲームの真骨頂!
15年後のオカリンからのムービーメール!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


わずか三週間だったが、お前には牧瀬紅莉栖と過ごした記憶がある筈だ
クリスと共にマユリを救う為 多くの思いを犠牲にしもがき続けた経験が存在しているはずだ。
お前の三週間の世界線漂流を無駄にしてはならない なかったことにしてはいけない
幾つもの世界線を旅してきたからこそクリスを助けたいと思うお前はそこにいる
タイムマシン開発に全てを捧げた俺がここにいる。 
おまえが立っているその場所は俺たちが、クリスを助けたいと願ったからこそ到達できた場所なんだ
だから騙せ お前自身を。(中略)


この15年後のオカリンは、(以下執念オカリン)α世界線から、β世界線に到達し、そして
鈴羽と共にタイムマシンで過去に飛び、失敗をした。そこまでは今のオカリンと同じ。
だけど、執念オカリンはそこからクリスを救うという為だけに幾度の挫折や失敗なんかを
繰り返しながら執念でタイムマシンを開発させた。あの辛い過去を全て背負って、何もかもを
犠牲にしてそんな自分の半生をも全てはこの一瞬の為に。そこまで彼を駆り立てるのは、
β世界線での苦悩の日々と、数多の思いと、クリスを過ごした大切な日々の記憶。
彼が苦しんできた全ての過程には意味があったのだ!(´;ω;`)


タイムマシーンの型番はC204。これはリアルの世界のネット上に登場したジョンタイターが
乗ってきたといっていたタイムマシンと同じです。だけど、このタイムマシンを開発した
オカリンにとってのCは勿論、「クリスティーナ」のC。そして意味を無していなかった204という数字は
恐らく、彼が過去に失敗してきたタイムマシンの台数な訳で。どれだけのトライ&エラーがあったのか
想像してしまうじゃないですか……。


そして目的の世界線をシュタインズゲートと名付けたのも俺だ。
何故その名なのかお前なら判るはずだ


『『特 に 意 味 は な い』』 


俺はなんで泣きながらニヤッて笑ってるんだぁぁぁぁ!!!


そして、、、、、、、


『スカイクラッドの観測者』きたぁあああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!

号泣!!!! 原作で使われたシーンよりも最高のタイミングじゃないかーーーーー!!!!
ずっと待ってたこの曲を!! でもやらないかなって諦めていた! だけどやってくれた!スタッフはやってくれた!!
お前らのシュタインズゲートに対する愛で前が見えない!!!!


『最初のお前を騙せ 世界を騙せ』


このゲームのキャッチコピーにして最大の伏線!! 初めから、そう初めから全ては明示されていたんだよ!
ΩΩΩ<な、なんだってー!


鳳 凰 院 凶 真 完 全 復 活!!


世界で一番格好いい厨二キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!


言っている言葉は同じだというのに、最初とクライマックスではまるで意味が違うぜーーーーー!
この熱い勢いのまま次回最終回「終わりと始まりのプロローグ」!



原作を理解し愛のあるスタッフによって作られた本作は
考えうる限り、最高のアニメ化ではないかということです。
本当にありがとう! 感動しました。